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2007年04月25日
ISO22000認証取得のメリットは?
これまで業界各社でそれぞれ独自の基準により行われてきた食品安全の管理手法が、国内および海外で多くの取引業者間(ルート)で組織化されることにより、円滑な流通化が実現されます。
統一された基準の採用によって高信頼性および既存資産の有効活用により、効率化が図られた高い安全管理が可能となり、より強固なリスクマネジメントを実践することも出来るようになります。結果、お客様(消費者)や取引先に対する安心の提供が可能となります。
ISO22000認証取得のメリット一覧
○安全な食品(製品)の提供
○組織上の食品安全管理のレベル向上と安心の提供
○国内および海外でも通用する食品安全マネジメントシステム
○社員および関係する従業員の責任、義務、品質等の意識の向上
○HACCPシステム12手順7原則の遵守
○リスクマネジメントの強化
○お客様からの食品に対する安全性に関する要求の大部分をカバー可能
○CSR(企業の社会的責任)の一貫としての取組み
2007年04月14日
ISO22000の適用範囲とは
ISO22000の適用範囲は、消費者の口に食品(製品)が入るまでの、生産から製造、流通までの食品に関わるすべての企業や団体等の組織に適用できるので、食品(製品)の供給ルート(フードチェーン)全体での食品の安全確保を可能にします。
これには食品製造業はもとより、フードチェーンに携わる組織(農産物生産者、飼料製造業、卸売業、小売業)、フードチェーンに間接的に関わる組織(製造機械、包装機械、包装材料、輸送ルートなどのサプライチェーン)が対象となります。
ISO22000の具体的な範囲は、
1)農産物生産者
↓
2)飼料製造者
↓
3)一次生産者
↓
4)食品(製品)加工業者
↓
5)二次食品(製品)加工業者
↓
6)卸売り業者
↓
7)小売業者
↓
8)消費者
となりますが、その途中に関わる以下についてもISO22000の適用範囲となります。
・農薬、肥料、医薬品等製造業者
・原材料、添加物製造業者
・食品(製品)の輸送、保管業者
・機器製造業者
・洗浄剤製造業者
・容器包装材製造業者
・サービス提供業者
・供給フードチェーン等
これらのISO22000の適用範囲のフードチェーンの全体、もしくは一部を認証範囲に指定することができます。
実際の適用範囲ですが、農産物生産者やサービス提供業者についてはどのようにISO22000を導入あるいは関与していくかについて、詳細な部分がまだはっきりと定まっておらず、認証審査段階でもまだバラつきがあります。
ISO22000の適用範囲から除外されるものとしては、ペットフードがあります。
2007年04月13日
HACCPとは?
HACCP(ハセップまたはハサップ)とはHazard Analysis Critical Control Pointの略で危害分析重要管理点と訳されます。アメリカで開発された衛生管理システムで、食品が作られ、その食品が消費者の口に入るまでの危害を分析し、管理が必要な場所を設定、危害の発生を防ぐシステム、食品安全上重要な微生物や化学物質などの危害要因を想定し、評価・制御する仕組みです。。「HACCPプラン」といわれるマニュアルを事前に作成して、日常の衛生管理を機械的に行うことにより病原菌の汚染や増殖を防止して、食中毒などの食品による事故を予防します。食品を作る工程で、危害が発生するのでは?という管理点を設定し、そこを重点的に管理、危害の発生を事前に食い止めることを狙いとしています。
HACCPシステムは、12手順7原則から成り立っています。
手順1 HACCP専門家チームの編成
手順2 製品情報の記述
手順3 用途および使用者(消費者)の確認
手順4 工程図作成(フローダイヤグラム等)
手順5 工程図の現場確認
手順6(原則1)危害分析をする(Hazard Analysis)
手順7(原則2)重要管理点(Clitical Control Point)の設定
手順8(原則3)重要管理点の管理基準(Clitical Limit)設定
手順9(原則4)重要管理点のモニタリングシステムの設定
手順10(原則5)基準を逸脱した場合の是正処置の設定
手順11(原則6)検証方法の設定
手順12(原則7)記録の保存と文書化の設定
HACCP12手順とHACCP7原則
1)HACCP専門家チームの編成
経営トップによるHACCP導入の意志決定から、HACCPプラン作成の専門家チームを編成します。 専門家チームはプランの作成、教育訓練、検証を行います。食品安全に関するまとめ役を決めるということです。
2)製品情報の記述
製品及び原材料、添加物、容器包装、産地等の製品についての情報を明確し、記述します。
↓
3.用途および使用者(消費者)の確認
製品の使用者(消費者)及びその用途を確認します。その食品はどのような用途で作られ、どのように食べられるのかを明確にするということです。
↓
4.工程図作成(フローダイヤグラム等)
危害分析で使用する製造工程把握の製造工程一覧、標準作業手順書、施設の見取り図を用意します。製品の製造工程を明確にするということです。
↓
5.工程図の現場確認
前記4で用意した製造工程一覧、標準作業手順書、施設の見取り図をもって相違がないか現場を確認します。
↓
6.危害分析をする(Hazard Analysis)・・・原則1
製品の原材料や製造工程における全ての潜在的危害をリストアップし、危害分析、管理方法の決定を行います
↓
7. 重要管理点の設定・・・原則2
前記6でリストアップした危害のうち、コントロールする重要な管理点を設定します。(一般衛生管理プログラムに該当するものは除きます
↓
8. 重要管理点の管理基準設定・・・原則3
前記7で設定した重要な管理点について、危害防止の条件(加熱時間・温度等)を管理基準として設定します。
↓
9. 重要管理点のモニタリングシステムの設定・・・原則4
管理基準が正しく管理されているかを確認する方法を設定します。
↓
10.基準を逸脱した場合の是正処置の設定・・・原則5
上記9のモニタリングによる測定値が管理基準を逸脱した場合に講じる是正処置を設定しておきます。
↓
11.検証方法の設定・・・原則6
記録の点検やモニタリングの現場確認等を通じて衛生管理がHACCPプランに沿って行われているか、検証方法を設定します
↓
12.記録の保存と文書化の設定・・・原則7
HACCPのモニタリングや一般衛生管理等の記録、改善措置の文書等の維持管理、文書化を規定します。
2007年04月12日
ISO22000とは?
ISO22000とは、食品安全を目的としたISOマネジメントの規格で、2005年9月に発行されました。ISOの食品委員会であるTC34委員会で作成されている食品安全マネジメントシステムです。中身であるマネジメントシステムの考え方はISO9001から取り入れ、また食品安全のリスク分析の手法がHACCPから取り入れられています。
ISO22000は、食品チェーン全体(作物生産・飼料製造・卸売業・小売業)、農場から小売・一般消費者へ届くまでに関連する組織すべてを適用範囲としています。食品製造業(一次食品製造・食品加工・二次食品加工)や間接的に関わる組織(建設業、機械メーカーなど)、洗浄や輸送を行う業者なども含まれるため、適用対象企業は通常のISOよりも広範囲にわたります。
ISO22000は、ISO9001との両立性を高めるように構成され、
「1章 適用範囲」
「2章 引用規格」
「3章 用語及び定義」
「4章 食品安全マネジメントシステム」
「5章 経営者の責任」
「6章 資源の運用管理」
「7章 安全な製品の計画及び実現」
「8章 食品安全マネジメントシステムの妥当性確認、検証及び改善」
の8章から構成されています。
ISO22000関連規格としては、ISO22000使用のための技術指針となるISO/TS22004や、食品安全マネジメントシステムの監査や認証を行う組織の要求事項を定めたISO/TS22003などがあります。
これまでの食品安全の管理手法は各国、各社で独自に行われてきました。ISO22000規格という国際基準が作成されることで、異なる安全性管理システムの整合化を図ることができるようになりました。
ISO22000の認証取得のメリットは食品安全管理体制構築につながり、食品安全管理体制が整っていることの証明にもなります。またISO22000を導入することによって最近多くの企業が示している企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)を果たすことにつながるなどのメリットも考えられます。
ただし、注意しなければならないのは、ISO22000規格はISO22000の認証取得した組織がつくる食品が絶対安全であることを保証するものではないことがあげられます。
2002年5月にISOのTC34委員会(食品)の投票権があるメンバーに日本はなっています。また国内審議団体として消費技術センターが登録されています。同センター内に設置している国内検討委員会には、農林水産省と厚生労働省から推薦された専門家が、ISOの窓口である経済産業省から担当官がオブザーバーとしてそれぞれ参加しています。
ISOとは?
ISOとは工業標準の策定を目的とする国際機関ISO(International Organization for Standardization)の事をいいます。。ISOの設立は1947年で本部はスイスのジュネーブに置かれています。ISOは各国の標準化機関の連合体で2004年10月現在、146カ国が参加しています。日本からはJISC(日本工業標準調査会)がISOに加盟しています。われわれに一番なじみがある言葉のフィルムの感度ISOもこのISOからきています。
ISOが発足した背景には第二次世界大戦後、世界各国で国際化が進み、輸出入や世界経済発展のために工業製品の統一規格が求められるようになった事があげられます。ISOは電気及び電子技術分野を除く全産業分野(鉱工業、農業、医薬品等)に関する国際規格の作成を行っています。ISOが除外している電気及び電子技術分野は IEC(International Electrotechnical Commission国際電気標準会議)が担っています。
ISOでは、ISO9000とISO14000のシリーズを制定し、モノの規格とは別に品質管理や品質保証の国際規格を定めています。品質マネジメントシステムを構築し、顧客の視点に立った品質を確率することで「顧客満足」を得ることを目的にしているのがにISO 9000です。それに対し、環境マネジメントシステムを構築して「環境保全及び汚染の予防」を目的としているのが ISO14000です。環境目標を設定して、達成するための仕組みを導入、運用することを要求しているISO14001が、ISO14000シリーズの中核となっています。